■運営:ホライズンパートナーズ法律事務所

■所在地:東京都港区西新橋2-17-2 HF虎の門ビルディング2階(※詳しいアクセスはこちら

 一審判決に納得いかない方へ

控訴に向けて、まずはご相談下さい。控訴の戦い方は一審とは大きく異なります。当事務所では、一審判決をふまえ、控訴に向けた戦略を客観的にアドバイスいたします。

03-5425-7431

受付時間

9:30~20:00(土日祝を除く)

お気軽にお問合せください

民事控訴審AtoZ

控訴すべきか?

判決で敗訴部分がある場合、控訴すべきなのでしょうか。どういう場合に控訴すべきなのか、また、控訴すべきでないのかについて考えてみます。
 

1.全部敗訴の場合

 全部敗訴の場合、控訴審の判決において第一審以上に不利な判決を受けることはありませんから、基本的には控訴することをためらう必要はありません。

 ただし、控訴するにも費用がかかりますし、また、被告として訴えられているときに、控訴することで遅延損害金がかさむような場合もあります。

 そこで、このような点も考慮に入れたうえで全部敗訴のまま判決を確定させた場合と比較をすることが望ましいでしょう。

2.一部敗訴の場合

 問題なのは、一部敗訴の場合です。

 一部敗訴とは、請求の一部は認められたけれども、一部については認められなかった場合を言います。例えば、300万円の請求をしていたが、100万円だけ認められた場合です。原告側は100万円分は勝ちましたが、200万円分は負けており、被告側は200万円分は勝ちましたが、100万円は負けたことになります。そのため、両者共一部敗訴ということになります。

 一部敗訴した場合も、自分だけが控訴をした状態であれば、第一審以上に不利益な判決を受けることはありません。民事訴訟法は、控訴審においては、当事者からの不服申立をその申し立ての範囲内で審判することとしており、その結果、不服を申し立てられている範囲を超えて裁判をすることは許されず、不服申立の範囲以下に第一審判決を変更することも許されていないからです(民事訴訟法304条)。

 このことからすると、一部敗訴をし、判決に不満がある時に、一審以上に不利な判決になるのでは?と心配する必要はないように思えます。ただ、相手方が控訴してきた場合(一部敗訴の場合は双方とも控訴できます)や、こちらが控訴をした後で相手が附帯控訴というものをしてきた場合には、不服申立の範囲以下に変更される恐れが生じるので注意する必要があります。

 つまり、相手方が控訴してきた場合、相手方が不服を申し立てている範囲は、変更されると自分にとっては第一審より不利益となる範囲ですから、控訴審において第一審より不利益な判決がなされるおそれが生じます。

 次に、相手方が附帯控訴をしてきた場合です。附帯控訴とは、控訴人(控訴を提起した者)の不服の主張によって限定されている審判の範囲を拡張し、被控訴人(控訴を提起された者)に有利な第一審判決の変更を求める被控訴人による不服の申し立てです。一部敗訴の場合は、控訴もできますが、附帯控訴は控訴期間を渡過した場合でも申し立てることができる点に利点があります。附帯控訴がなされると、控訴された場合と同じ状態になるため、第一審より不利益な判決がなされてしまう可能性が生じます。

 このような点を考えると、一部敗訴の場合に控訴すべきかという点は、相手方が控訴をしてくる可能性やこちらが控訴をした場合に附帯控訴をしてくる可能性も含めて考えるべきといえます。

 逆に、こちら側として、一部敗訴をしたけれど、判決にはある程度満足している場合、自ら控訴する必要は必ずしもありません。附帯控訴は控訴期間が経過した後でも行えますので、相手が控訴してきた場合には、附帯控訴を考えればいいでしょう。

控訴相談 ご予約受付中

控訴審の法律相談は随時受付中です。
お電話またはメールフォームからご予約ください。

【重要】一審判決後にご相談の方は、必ず一審判決をお持ちください。コピーでも構いません。

電話受付時間:9:30~20:00(土日祝を除く)